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院内スタッフといかに連携して負担を減らすか?クラウドを使ってスタッフ全員で訪問:姜琪鎬先生(1/2)

院内スタッフといかに連携して負担を減らすか?クラウドを使ってスタッフ全員で訪問:姜琪鎬先生(1/2)

わが町のZaitakuHacker!、二回目は愛知県名古屋市でみどり訪問クリニックを営んでいる姜琪鎬(かんきほ)院長です。

姜先生は、医学教育動画を配信・販売している株式会社ケアネットの元役員(現・顧問)で、岩田健太郎先生の『Dr.岩田の感染症アップグレード』や、林寛之先生の『Dr.林の笑劇的救急問答』など、ケアネットTV、ケアネットDVDの番組をプロデュースしてきました。

米国に留学しMBA(経営学修士)を取得するなど異色の経歴を持つ姜先生はどのような工夫をされているのでしょうか?お話をうかがってみました。
(所属/役職など本記事内の情報はインタビュー時のものです)

在宅医療との関わり方

私は訪問診療を専門に行っています。現在は、施設系は一切行っていません。患者さんのご自宅を訪問するスタイルだけで行っています。常勤医は私を含めて2名。非常勤医も3名ですが、近くの藤田保健衛生大学の総合救急内科の、在宅医療に関心のある若手医師にサポートしてもらっています。

また、名古屋市立大学医学部の地域医療研修施設をお引き受けしたり、地元医師会と多職種連携に関する研修プログラムを作成したりと、地元と一体となりながら在宅医療を育ていく活動にも従事しています。

在宅医療の効率化を図るには?

「とにかく時間の使い方を真剣に考える」ことだと思っています。医師は自分でなんでもやってしまう傾向がありますが、私は「任せられることは任せる。スタッフみんなで患者さんのお世話をする」ということを大事にしています。一般企業でマネジメントを行った経験があるからかもしれませんが。ひとりに与えらえた時間は限られています。だったら適材適所でみんなの時間を使えばいい。

そのためにはクラウドサービスの積極的な活用が重要です。医師や一緒に回るサポートスタッフが、患者さんの様態を伝えて、必要なタスクを手配していては時間の無駄になります。クラウドを使えば、情報は一瞬で院内のスタッフと共有でき、作業を進めることができます。

イメージとしては、患者さん宅に、医師も一緒に回るサポートスタッフも、見えないけど院内のスタッフも一緒に訪問して患者さんの状況を把握している、そして必要なことを同時平行で進めているような感じでしょうか?

みどり訪問クリニックでは、カルテもクラウド対応のものを使い、タブレット端末も訪問時には手放せないくらい活用しています。効果的な使い方については長くなるので、「ZaitakuHack」のコーナーで紹介しますね。ぜひご覧ください。

また、個人にかかる業務時間を短縮するための工夫も行っています。一緒に回るサポートスタッフが院内のスタッフに連絡するときには、チャットを使ってますが、いちいち文章を入力しなくてもいいように、サインを決めています。二文字入力して送るだけで、内勤スタッフが何をすればいいのかわかるようになっているのです。googleカレンダーもちょっと工夫すれば、より便利になるんですよ。

IT好きの先生にはたまらない環境だと思っています(笑)。

一般企業でのマネジメント経験を活かしながら独自の工夫を凝らす姜先生。実は専門は泌尿器とのこと。在宅医療に縁もゆかりもなかった姜先生はなぜ在宅医療の現場に飛び込んだのか?後半では、若手先生へのアドバイスとともにお話をうかがっていきます!

全盲の姉が認知症の妹を診る。病院医療と全く違う価値観の転換に衝撃を受けた:姜琪鎬先生(2/2)

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