
マレーシアの医療観光を推進するために設立された、マレーシア医療観光協会は4月2日、「治療を目的でマレーシアに来る日本人が増加中」と発表しました。
マレーシア医療観光協会のメンバー病院は72の一流病院で構成されていて、それぞれの病院は簡単な健康診断から、ロボット外科手術、サイバーナイフを使用したがん治療、低侵襲手術など、最先端技術を駆使した専門治療を行えるそうです。
2013年5月13日に発表されたプレスリリースでは、
マレーシアを医療観光の目的で訪れる外国人の数において、日本はインドネシアとインドに次いで第3位です。また、マレーシアを医療観光の目的で訪れた日本人の数は2010年の14,937名から2012年の17,775名へと20%成長しました。
とあります。20%も増えてるんですね。
全体では、
2010年には医療観光の目的でマレーシアを訪れた観光客は392,000名で、2012年には63%伸び、671,000名に達しました。
とのこと。結構な数ですね。ここまで増加した背景には、
マレーシアに競争上の優位性があるのは医療観光業界がマレーシア政府により厳しく規制されており、外国人が質の高い医療を安心して受けられることが保証されているからです。これに加えてマレーシアでは治療の上限価格が設定されており、外国人も含めて全ての方が平等に低価格で治療が受けられます。
と書いてありますが、それだけでなく、マレーシア医療観光協会の地道なプロモーション活動も功を奏しているようです。
MEMO
・マレーシアでは外国人も低価格で治療が受けられる。
→プレスリリースには具体的な料金の記載はないのでご注意。
・日本人の受診者も増えている。
Good Point
・マレーシア医療観光協会は政府保健省(日本でいう厚生労働省)の傘下機関とのこと。政府と医療機関が一体となってプロジェクトを進め、かつ実績を残しているのは素晴らしいですね。
リンク
マレーシアに治療を受けに来る日本人が増加中(2014.04.02)